昨日の礼拝─突然の乱入者

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昨日の第一礼拝中のことです。

 

メッセージが始まって5分ほどの頃、大柄の外人二人組(一人はモジャモジャの金髪にメガネ、60代くらい? もう一人は白髪交じりのやや茶色い黒髪で40代くらい?)がいきなり講壇に上がり、吉田師に「ハロー」と語りかけました。一人は白いTシャツを来ていて、胸に赤文字で「神の怒り」と大書してありました。

 

司会のため最前列に座っていた私は、突然視界に飛び込んできた彼らに驚きましたが、数日前に塩釜のO先生のFacebookの書き込みに、「ドイツ人の二人組がやってきて、今回の津波は愛ばかり語って裁きを語らない教会の罪のせいだ。神の裁きだ!と一方的にまくし立てて帰って行った」という主旨の事柄が書いてあったことを思い出し、直感的に「彼らだ!」とわかり、講壇から降りて頂くよう促しました。ところが興奮気味の彼らはなかなか降りようとせず、案の定「今回の津波は神の裁きだ!」とまくし立て始めました。説教中であるため、まずは会堂外に出て頂こうとしましたが、いや、苦労しました。 「それはあなたたちの考え方で、私たちのとは違いますよ」と(英語で)言っても聞き入れず、興奮しながら語っていたため、「帰って下さい」と言って、どうにかお引き取り頂きました。

 

O先生からの情報、あるいは別の知人O姉からの情報によれば、この方々はなんと避難所のコンサートにも出没して、同様のアピールを行ったとのこと。被災者の方々の心をどんなにか傷つける行為であったことでしょう。ただ、その際は、一応の手順(マイクを貸してくれと頼んでから語り始める)は踏んでいたようですが、昨日の出来事は、アポ無し、承諾無しの、「乱入」に近いやり方であり、もしかすると彼らも焦っているのかも知れない、と思いました。

 

礼拝中に叫び出す人は過去にもいましたが、いきなり講壇に上がったのを見たのは初めてで、前代未聞の出来事でした。そのやり方の非礼さのみならず、彼らの語る内容には本当に閉口するばかりでした。熱心さについては分かるのですが、それがまったく肉的な熱心なのです。それは、イエス様を十字架に付けようと躍起になりながら「これこそが正義だ、正しい裁きだ」と考えた祭司長や律法学者たちの姿、あるいは、クリスチャン迫害に執念を燃やしながら、「自分は神に仕えているのだ」と燃えていた回心前のパウロの姿に、非常に重なるものがあります。 教会は誰にでも開かれていますが、礼儀を弁えず、相手の意見を耳にせず、興奮して一方的にまくし立てるような方は、他の人の礼拝を妨げていますから、残念ながらお引き取り願うしかありませんでした。本当に悲しいことです。幸い吉田師が、このことを非常にうまく説教に適用して下さったので、信徒の方々はかえって励まされた、ということでした。

 

ただ、懸念されるのは、この二人組が直接的に被災者の方々に同様の出来事を触れて回ることです。幸か不幸か、日本語は全く話せないようですが、日本語ができる人が協力者として加わると厄介なことになるなと思います。 実は、東北にはこういう「脅迫的」なやり方で宣教をしようと試みる団体が、結構多いのです。「神の言葉を信じなければ地獄の裁きが・・」と、感情を押し殺した声で拡声器を使って東京都心で語っているあの団体は、実は宮城県に本拠があるのです。そういう意味では、彼らと共同する可能性もないとは言えません。

 

しかし、人の心を変えるのは、ただ「愛」だけです。「脅し」によっては、決して本当の意味でたましいが神様に向かって開かれることはありません。私たちがいまなすべきことは、傷ついた心、痛み悲しむ人々に寄り添い、彼らに仕え、「隣人」となることであって、裁きを告げ、彼らの傷に塩を塗ることでは断じてありません。

 

願わくば、主が彼らの心に語りかけて下さいますように。また、他の教会が守られますように。

コメント

  1. かまの より:

    先生のところに出没しましたか。facebookに出ていたので、どんなひとたちか、と思っていましたが、あきらかに問題ですね。これがキリスト教だ、と誤解されるのが、一番、日本の教会に取っては迷惑なのですが。

  2. ゆーぼー より:

    ドイツ人でも、おかしなことする人間がいるんだな。
    そんなことを言うためにわざわざ来日したとか?
    あきれてものも言えないね。

  3. 栗田義裕 より:

    0先生の情報にある避難所のコンサートに現れたという事件の当事者は私です。最初は穏やかな雰囲気だったのがマイクを握ると離そうとせず、支離滅裂な内容なのでストップしようとすると抵抗されましたが、最後は強引に終わらせました。せっかくの慰問コンサートが後味の悪いものになってしまいまい、本当に申し訳ない思いです。仙台地区の諸教会が守られますように。

  4. 揖斐キリスト教会 なかで より:

    MIXIからのお知らせメールで、タイトルだけを見て、
    「おや?ネコでも入ってきたのかな?
    随分とかどっち先生らしくない(失礼。)記事だな」と
    勝手に勘違いしてブログを見たら、
    そういうことだったのですか。
    たしかに困ったものですね。
    今に始まった事ではありませんが、
    随分と自分たち独自の偏狭な信仰(とよびたく
    ないけど、まあ「信仰」なんだろうな)を
    押し付ける人が増えてるような気がします。
    乱入するだなんて、彼らは主日礼拝を守ってないのかしら?
    P.S. FBなどあまり反応してないけど、
    復興のために祈ってます。

  5. ヒカ より:

    ご無沙汰しております。
    年賀状の宛名にいつも私の名前までいれてくださり、ありがとうございます[E:happy01][E:shine]
    今さらですが、先生たちがご無事だったことを神様に感謝します。
    ドイツのかたたちの、その行動力の方向がパウロのように神様にいつか用いられることを祈るばかりですね。
    まだまだ暑い日が続きますがお体ご自愛ください。奥さまと娘さんたちにもよろしくお伝えください。

  6. 山口陽子 より:

    怖いですね~。
    彼らの存在は、主人がボランティアで出掛けた時や、FBでも知っていましたが、よく見知った比較的近い地域での話となると、恐怖を覚えますね。
    もし、牧師が青年達とキャラバンに出ていて神学生が宣教奉仕をしている時に彼らがやって来たら…、牧師夫人として私は何をすべきなのか、考えさせられました。
    どうぞ、彼らに主の憐みと導きが豊かにありますように。
    彼らの熱心が福音と救いを妨げる事が無い様に助けて下さい。
    と、祈るばかりです。