パソコンを処分する際の常識

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捨てるのであれ、売るのであれ、およそパソコンを赤の他人の手に渡す際には、注意しなければならないことがあります。

【事例で学ぶ ネットの落とし穴】 下取りに出したPCが原因でストーカー被害 -INTERNET Watch

上の記事は、HDDのデータは全て消去したうえで下取りに出したPCが第三者の手に渡り、データ復元ソフトを使用してプライベートのデータを全て復元されてしまい、ストーキングに使用されたという、怖い事例です。この記事にもある通り、Windowsの消去機能というものは、データのありかを示す住所録を消去しているだけで、データの実体はそのままになっています。ですから、「全部消した、これで安心!」と思っていても、フリーでいくらでも出回っているデータ回復ソフトを使用すれば、いとも簡単に回復できてしまいます。なぜこんな仕組みになっているかといえば、パフォーマンスを上げることと、通常使用時に誤って必要なファイルを消してしまった場合にデータを復旧しやすくするためです。

工学系の学生であれば、このようなことは常識なのですが、これだけパソコンが一般にも浸透している昨今では、上のような事情を理解している人の方が少ないことも頷けます。私の場合、古くなったPCを処分する時は、まずHDDを取り出して大型ハンマーを渾身の力で振り下ろして原形をとどめないまでに破壊して一般ゴミとして出し、抜け殻となったPCだけを業者に引き取ってもらいます。これをしないと、上記の記事のような自体になる可能性もゼロとは言えないからです。

「見られて困るデータは入っていない」と思う方もいるかも知れませんが、他愛のないデータであれ、インターネット上で一般の目にさらされるとなると事情は全く異なってきます。今やパソコンは、携帯電話と並ぶ、「個人情報の塊」ですので、用心しすぎるに越したことはありません。

コメント

  1. えりむ より:

    貴重な情報だと思いました。昨日TVで無線ランが知らないうちに盗まれているという情報を知ったばかりでしたから、PCは便利だけど、色々注意が必要ですね。
    私は無線ランは使ってないのですが、廃棄処分したい小さなPCをどうしようか?と思っていたところです。

  2. 管理人 より:

    >えりむさん
    そうですね。仰る通り無線LANもしっかり設定をしないと盗聴される恐れがありますね。
    この他にも、
     トロイの木馬を仕掛けて乗っ取る
     ファイル交換ソフト(WinnyやShareなど)
    などがリスクとしてあります。
    なお、HDDのデータ消去ですが、物理的に破壊する以外にも、特殊なソフトを使用して復旧不能にする方法もあります。
    http://pctrouble.lessismore.cc/extra/freesoft_erasedata.html
    上のHPに書いてあるDBANというソフトはフリーソフトで、ほぼ完璧にデータを消してくれるそうです。ただ、使用方法が少々面倒なのが玉に瑕です。
    何かのご参考になればと思いますので書いておきます。